
三重県 伊賀市 様
忍びの里として有名な伊賀市の新庁舎は、忍者のように華美な要素を控えた質実剛健な庁舎となりました。
新庁舎は、面積を縮小しシンプルでコストがかからない形状を採用し、オフィスは、ランニングコストを最小限に抑えるためユニバーサルレイアウトを採用し、組織変更や人数増減への対応に備えています。
意匠面では、内外装とも伊賀の城下町を連想させる黒を基調としたカラーリングを施しています。庁舎内の随所に伊賀の歴史や文化を受け継ぐ県産木材を使用する一方、手裏剣をモチーフにした扉やサインも取り入れ、市民の愛着感や誇りを感じられるデザインとしています。
また、4階の食堂は、地震など有事の際の防災拠点として使用する計画となっています。
プロジェクトの詳細
所在地 | 三重県伊賀市四十九町3184 |
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オフィス対象面積 | 約2,900㎡ |
オフィス対象人員 | 500名 |
インテリア竣工 | 2019年 1月 |
デザイン担当 | オカムラ・柴田 |

受付・エントランスホール
伊賀市産木材を用いた天井や吹き抜け回り。受付ではコンシェルジュが窓口を案内。

記載台スペース
申請をサポートするコンシェルジュが常駐。

エントランスホール
内装に合わせたシックなグレーサテン生地。

戸籍住民課窓口
ハイカウンターを配置した証明発行窓口。

戸籍住民課相談窓口
相談者のプライバシーに配慮したセグメントパネル・ブース型のカウンター。

市民解放スペース
エントランスホール脇に設けた、休憩コーナーや市民ギャラリーなどに利用するスペース。

キッズコーナー・待合
こども未来課カウンター前に配置した、お子さま連れが安心・快適に過ごせるスペース。

ミーティング
中央吹き抜け回りに配置した、市民や職員の共用スペース。

秘書課受付ロビー
シックな内装の中に木製カウンターを配置。

市長室
コスト縮減とメンテナンス性を重視した直天井仕上げ。

応接室
資料を広げる打合せも可能な応接会議テーブルを採用。

部長・次長席
報告や短時間の打合せも可能なサイドテーブルを配置。

作業スペース
新たな交流が生まれる仕掛けでもある、複数の部・課が利用する作業スペース。

全員協議会室
テーブルには、配線コードがすっきりと格納できる配線孔天板を採用。

議員ロビー
議会にふさわしい重厚感を持つ木材を採用したロビーチェア。