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鎌ケ谷市は、千葉県の北西部に位置する、北総台地のなだらかな緑の大地の上に広がる総面積21.08平方キロメートルの都市です。市内には、鉄道4線と発達した道路網が通じており、都心から25キロメートル圏内にあることから、首都近郊の住宅都市として発展してきました。
市の人口は、昭和46年9月1日に人口44,760人でしたが、その後着実に増加し、平成29年4月1日現在では109,675人(住民基本台帳人口)となっています。
こうした発展の中にありながら、豊かな農地や緑の環境を持ち、梨の名産地としても全国にその名を知られています。
鎌ケ谷市様の庁舎は昭和51年に竣工しましたが、サインの低視認性、窓口混雑、執務室の狭隘化、職員動線の複雑化など、様々な課題を抱えていました。
そこで、分かりやすく利用しやすい市庁舎、優しさや親しみのある明るい窓口を実現することを目的として、平成24年から段階的に対策を推し進め、サイン改修を含む窓口改善や職員執務室のレイアウト改修に取り組んできました。
プロジェクトの詳細
所在地 | 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷2-6-1 |
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インテリア竣工 | 2018年6月 |
デザイン担当 | オカムラ・金丸 伸次 |
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パラペットサイン(H24年度実施)
利用者の目的(サービス名)を分かりやすく表記。
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市民課
マイナンバーカード交付の事前受取り予約に対応するカウンター。
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待合いエリア
各種交付案内番号表示などの視認性を向上する大型モニター。
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待合いエリア
窓口カウンターに正対しないよう斜めに配置した待合椅子。
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待合エリア・通路
一部を通路からセットバックしたカウンター。待合と窓口の通路を広くとることで混雑解消とプライバシーを確保。
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市民課
ローパーティションで落ち着きを持たせた、柱脇に新設した打ち合わせコーナー。
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市民課
プライバシー配慮のため仕切りパネルの上に設置した、取り外せるセグメントパネル。
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保険年金課 職員エリア
窓口カウンター背後に低書架を設置して執務スペースと区画し、すっきりした窓口業務環境。
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待合いエリア
2人掛けの椅子で、3人掛けで生じやすい真ん中席の空席化を抑止。
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保険年金課
同行者も同席できる直線形状のカウンター窓口を増設。席数増とともに混雑を解消。
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待合いエリア
椅子の斜め配置で、窓口全体の視認性を向上。
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職員エリア
分散していた複合機・複写機をひとまとめにし、職員エリアに並行して配置。
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職員エリア
利便性向上のため移動式書架を設置。
金丸 伸次
鎌ヶ谷市様のプロジェクト開始時、外では建物の四方を工事用囲いで囲われており免震工事をおこなっている最中でした。定例会議が進むにつれて、“市庁舎の全貌が見られるのはいつになるのか”と楽しみにしながら計画を進めていたことが、今でも鮮明に思い出されます。
いよいよその成果が表れる時には、プロジェクト発足当初からの計画を大幅に変更することとなり、最終的には一部エリアの窓口部分の限られた変更のみになりました。
しかし、工事終了後の市庁舎を訪れた時には、待合が広々として、執務内もオープンに感じられ、最終的にはもともとの目的でもあった市民と職員からの目線に立った最善の市庁舎になったのではないかと感じております。