東北医科薬科大学病院
医学部新設に伴う東北医科薬科大学病院新館の完成により、診療機能が大きく向上。
施設概要
- 所在地
- 宮城県仙台市宮城野区福室1丁目12番1号
- オープン
- 2019 年4月
- 建 物
- 地上8階
- 診療科目
- 33診療
- 設 計
- 株式会社日建設計
- 施 工
- 清水・阿部建設工事共同体
2016年4月、東北の地に根付く医師を育成することを目的として、東北薬科大学に日本では37年ぶりとなる医学部が新設され東北医科薬科大学が誕生。それに伴い東北薬科大学病院は東北医科薬科大学病院と改称、2019年4月に東北医科薬科大学病院新館がオープンしました。
1階から4階にリニアックなど高精度の機器を備えた放射線治療室や画像診断室、14床のICU、ハイブリッド手術室を含めた9室の手術室などを配置。これまで以上に高度で先進的な医療の提供が可能となりました。5階から7階は病棟で、病室は1床室と2床室で構成、2床室は将来の医療制度の変化や個室ニーズの増加に備え簡単な改修で1床室に転用できる設計となっています。また薬剤師や看護師による薬や点滴などの管理を徹底できるよう、病棟中央部にスタッフステーションと薬剤ステーションを配置。薬学部の学生の臨床研修の場としても活用されています。
大学病院として診療機能を大きく向上させた東北医科薬科大学病院。先進的で安全な医療を実践すると共に、教育機関としても充実を図り、医師、薬剤師など地域医療を担う医療スタッフの育成にも力を尽くしています。
プライバシーと感染対策に配慮して、ICUは全て個室化。患者のそばで、より手厚い観察・看護も可能に。
一般病棟のオープンなスタッフステーション。看護のしやすさと同時に、臨床研修の場としてゆとりのあるスペースを確保。
ICU病棟の広い廊下には看護ワークスペースを確保。スタッフステーションとの連携をナースカートとカートピットがサポート。
自然光と木の温もりが穏やかさを醸し出す放射線治療の待合。ミントグリーンのロビーチェアが調和して、患者さんの緊張を和らげる空間を演出。
高いセキュリティを保ちながら、スタッフの働く姿が見えることで安心感に繋がるガラス張りの病棟薬剤ステーション。管理のしやすい薬剤ナースカートが療養環境をサポート。