ad 株式会社 オカムラ|企業情報|プリシード開発ストーリー

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オカムラ 株式会社オカムラ

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Precedeプリシード

デスクや収納などのオフィスファニチュアとパーティションを組み合わせて、オフィスをトータルコーディネート。
個を尊重しながらもチームの一体感を感じさせる、洗練されたオフィス空間を創出するオフィスシステムシリーズ。

上質なオフィス空間をトータルに提案する

ワーカーの働き方が多様化し、オフィス環境にも個性が求められているなか、家具開発・間仕切開発・CMF開発のチームがコラボレーションして開発したのが、オフィスシステム「PRECEDE」だ。執務からミーティング、エグゼクティブクラスのエリアまで、幅広いラインナップにより、オフィス全体を洗練された上質な空間へと変貌させる。木目の繊細で自然な表情を再現した上質な化粧板「プライズウッド」を新たに開発。従来のモノトーンで画一的なオフィスから、感性を触発する色彩やテクスチャーに溢れた豊かなオフィス空間を提案する。 ※CMFとは、Color・Material・Finishの頭文字をとり、製品のサーフェイスデザインを指す。

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ワークステーション 商品企画 齊藤健太

個性を表現するエレガントな脚部のデザイン

デザインで最もこだわったのはデスクの脚部である。高級感のある輝きを放つアルミ素材を採用し、先端に向かって細くなるエレガントなフォルムを追求した。この繊細なデザインを保ちながら十分な強度や耐久性を持ち合わせるために幾度もトライアルを重ねた。さらに、アルミ脚の一部に天板と同じ木目の化粧板「プライズウッド」をあしらう事で、より上質な意匠を目指した。また、アルミ脚の一部に取り付けるカバーは木目だけでなく、脚本体と同色のカバーも選べるようにすることで、空間や好みに合わせて組合せをカスタマイズできる仕組みを構築した。デスクシステムに加え、空間を構成する収納や間仕切にも同柄・同色をあしらうことで生まれる空間全体の一体感が、より上質なオフィス空間を創出する。

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デザイナー ハーフォード・アレキサンダー

幅3mもの大型天板を細身の脚が支える

設計部門で最も困難を極めたのは、細身の4本の脚で幅3mもの大型天板を支えるという点だ。従来の大型ベンチテーブルの場合、フレームや配線ダクトいった構造体が強度メンバーになり、脚はそれらの構造体を隠すために、パネル形状やロの字形状が主流であった。
一方、「PRECEDE」では細身の脚で全体を支えつつ、フレームやダクトが外から目立たないようにスリムにデザインする必要があったため、天板厚を見直したり、フレーム形状や天板と脚とのジョイント部の構造を新たに確立するために試行錯誤を繰り返した。
もう一つの課題は、アルミ製の脚本体に異素材の樹脂カバーを凹凸なく美しく収めることだった。板状の細長い樹脂カバーは成型後に反りやすく、アルミ脚の外形と綺麗に合わなかった。ビスなどを使えば簡単に解決できるが、その代わり外観を損なってしまう。脚は「PRECEDE」で最も象徴的なパーツであり妥協は許されなかった。そこで、逆に樹脂カバーの反りを利用することでビスを使わずアルミ脚に綺麗に収まるよう工夫した。カバー自体の強度を保ちながらも、ある程度の柔軟性をもった反り形状を出すために、カバー裏面の形状や厚みを何度も見直した。

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設計 野崎 治

オフィス家具と間仕切のコラボレーション

オフィス家具と間仕切をトータルコーディネートできるように、異なる領域の開発部門がコラボレーションし「PRECEDE」は開発された。間仕切のモジュールをデスクや収納の幅や高さに合わせて設計することで、並べて置いた際に目地が揃い綺麗な収まりになるよう十分意識した。また、間仕切に家具と同じ色や柄、木目をラインナップすることで空間全体に統一感を持たせることが可能になった。一方で仕切りのないオープンなスタイルのオフィスが増えており、空間に連続性や広がりが求められるようになってきた。そこで開放感のあるガラスやシンプルで細身のフレームで構成することに注力した。

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建材 商品企画 安立 直也

間仕切の接合部の素材や目地の幅、細部にまでこだわる

間仕切のデザインでは、特に接合部分のディティールに注力した。ガラスの連結部分には特殊な透明で細いジョイント材を採用することで、連結部分を極限まで目立たなくし平滑性や連続性を促した。また、パネル目地の幅にもこだわり、縦目地はシームレスなデザインと遮音性を高めるため0ミリに設定し、横目地は独自の技術力により幅4ミリの細い目地を実現した。横目地は繊細な細い影を落とすような印象をもたらし空間のアクセントにもなる。床面と天井の設置面は20ミリとし、すっきりした印象を与えてくれる。

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デザイン 土山 和功

洗練されたオフィス空間は個々の創造性だけでなく、チームワークやコミュニケーションの向上など仕事の質を高めてくれる。
働く空間をよりエレガントに、よりアクティブに。オフィス家具と間仕切、CMFを総合的に捉えた新しいオフィス空間づくりを提案します。

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