木材利用を森の健全化につなぐ、「ACORN」というアクション。
木製家具は、広葉樹などの固い木材をつかうのが主流です。しかし今回、あえて柔らかいスギ材で、デザイン性と機能性にすぐれた家具に挑みました。森林管理と馬搬のたいせつさを広く知ってもらうために、多くの人がふれられるモノにしたい。その想いを、オカムラのACORN活動act-1、act-3として実現させました。
オカムラがつくる以上、デザイン性も機能性も、どちらも完成度の高い製品にしたい。幾度となく議論や検討を重ねながら、理想のカタチを追求する日々はつづきました。美しく繊細なフォルムを実現しつつ、スツールとしての強度もしっかりと確保するために。
たどりついたのは、スギだけではなくスチールを併用した、木金混合のハイブリッド仕様とすることでした。長く使ってもらうことを理想とするからこそ、品質にこだわりぬくこともまた、使命。デザイン性と品質を兼ね備えたスツールができあがりました。
「馬搬」の普及・啓発のPRにつなげるべく、馬をイメージしたフォルムとしています。欧州では、蹄鉄のカタチは幸運を呼ぶしるし。「U字型で幸運を受けとめ、やってきた幸運を逃さないように」。そんな想いを込めて、金属パーツの一部に蹄鉄のマークをあしらいました。
売り上げの一部は、森林再生に役立てます。家具づくりが、森づくりの一部になります。