自治体庁舎・官公庁の納入事例
神奈川県川崎市 様
新本庁舎整備を契機とした
ワークスタイル変革
令和6年7月に市制100周年の節目を迎える川崎市、その本庁舎が新しく整備され、令和5年11月より本格稼働しています。新本庁舎は、主に行政機能・議会機能を有する高層棟、旧本庁舎を復元した復元棟、開放的なアトリウム、第2庁舎跡地の広場(整備中)で構成され、「まちの活気をつなげ、新しい交流が生まれる都市型防災庁舎」として、川崎の新たなシンボルとなっています。
新本庁舎整備を契機としたワークスタイル変革の実現に向け「ペーパレスの推進」「テレワークの推進」「オフィス改革の推進」の方向性を掲げ、具体的に取り組むとともに、それらを加速させるために新本庁舎の執務環境を整備しました。
職員が働く執務スペースは、見通しの良いオープンフロアとなっており、部・課長席を含めたユニバーサルレイアウト及びグループアドレスを導入しました。また、執務エリア内の各所にファミレスブース・ソロワークスペースなどの各種コミュニケーションスペースを配置することにより、部門の垣根を超えた交流を促します。複合機や文房具などを集約したマグネットスペースのほか、窓口カウンター、会議室等のスペースを共有化することで空間の効率利用にも配慮しています。加えて、庁内無線LAN、軽量型パソコン・外部モニターの導入により個人席のワゴンを廃止し、ペーパレス化を徹底するとともに、庁内内線電話のスマートフォン化など、自席以外でも業務ができる環境を整え、フリーアドレス(グループアドレス)を原則化しました。これにより、仕事に適した場所を選んで働くABW(Activity Based Working)が可能となり、テレワークも含め、効率的な働き方を実践することにより、将来にわたりよりよい市民サービスを安定的に提供することに繋げていきます。
PROJECT DATA
所在地 | 神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地 |
延べ床面積 | 62,356.13㎡ |
オフィス対象人員 | 約2,900名 |
建物竣工 | 2023年6月 |
執務環境レイアウト担当 | 株式会社オカムラ 金丸伸次 |
公式サイト | https://www.city.kawasaki.jp/ |
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2024年3月21日に公開されたものです。