自治体庁舎・官公庁の納入事例
和歌山県 御坊市 様
御坊市らしさを取り入れた
温かみのある新庁舎
令和6年1月、御坊市新庁舎が開庁しました。新庁舎は南海トラフ巨大地震が懸念される中、浸水が想定される現庁舎敷地内に建て替えられており、主要な庁舎機能を2階以上に配置し免振装置を導入、3日間稼働する自家発電機や太陽光パネルなどを設けるなど、災害に耐えられる構造としました。また、外付け階段があり、災害時には津波避難ビルとして約600人を収容できるよう整備されています。
行政サービスの点では、市民の利用頻度の高い窓口を2階に集約し、きめ細やかな対応ができるよう、相談内容に合わせた各種窓口カウンター・相談ブースを配置しました。また、来庁者を迷わせない、わかりやすい窓口誘導とするため、部署毎に色分けしたパラペットサイン・カウンターサインを整備しました。動線にある各サインと連動し、色分けにより誘導することで、迷うことなく来庁者が目的窓口にたどり着けるよう配慮されています。加えて、相談カウンターやサイン、庁舎内外装に紀州産木材が利用されており、地域らしさを感じ、温かみのある設えとなっています。(一部に森林環境譲与税利用)
このように、市民の安全確保に重点を置き、また御坊市らしさを随所に施した新庁舎は、市民の憩いの場として親しまれ、まちを活性化させるシンボルとしてランドマークとなることが期待されています。
PROJECT DATA
所在地 |
和歌山県御坊市薗350番地2 |
延べ床面積 | 7,724.48 ㎡ |
オフィス対象人員 | 260名 |
インテリア竣工 |
2023年10月 |
デザイン担当 | 株式会社オカムラ 木下道生 |
公式サイト | https://www.city.gobo.lg.jp/ |
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2024年2月20日に公開されたものです。