物流システムの納入事例

東亜ディーケーケー株式会社 埼玉事業所 狭山インテグレーションセンター 様
事業の拡大と建屋の新設にあわせて
自動化設備を活用した物流体制の見直しに着手
東亜ディーケーケー株式会社様は、1944年の創業以来、水・大気・ガス・医療の4つの分野を軸に計測機器の専業メーカーとして事業を展開されています。製品のライフサイクルが長く、補用品や消耗品の供給が長期間となり、またラインナップも膨大化しているため、生産・物流能力の向上を図っていく必要がありました。
以前の倉庫では、細かく仕切られたスペースに多種にわたる部品を置き、作業担当者はピッキングするためにかなりの距離を歩く必要があり、労働環境の改善が必要でした。また、山形と岩手に工場があるため、トラックの長距離輸送が発生し、運転手不足や輸送時間の短縮が必要という課題もあります。これらの課題を解決するため、物流作業の効率を高めることが求められていました。
保管スペースの最大化を実現するため、建屋の設計段階から自動化設備を検討。その際に建屋の床の一部を掘ることで天井高そのままに、床下まで保管スペースを確保できる柔軟性と高密度保管が決め手となり、オートストアを導入。以前と比較して保管面積は約40%削減し、GTP(Goods To Person)の運用でピッキング全体の作業時間も約25%削減することができました。
オートストアの導入によって、事業拡大に伴う消耗品やメンテナンス品など多品種にわたって増加する在庫保管に対応し、将来的な市場の変化にも柔軟に対応できる物流体制を構築することができました。また出荷までの待機時間も削減し、出荷を円滑にすることで、製品販売の機会損失を防ぎ、かつ持続可能性を高めるためのDX化に貢献しています。
PROJECT DATA
所在地 | 埼玉県狭山市北入曽613 |
延床面積 | 約8,200㎡ |
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2025年1月20日に公開されたものです。