物流システムの納入事例

ティーツーケー株式会社様は、2006年の事業開始から18年にわたりEC、通販事業者の発送業務や在庫・受注管理代行などを主な事業としています。現在は古着などSKUの大きな商材を中心に、クライアントの物流業務を担っています。従来の倉庫での作業は、全て人手で行っていました。全体の商品SKUは40～50万点に及ぶため、平棚保管では慢性的に保管場所が不足し、空いている保管場所を歩いて探しまわっていたため、入出庫のリードタイムが約1日半～2日ほどかかっていたのが問題でした。倉庫の新設や外部倉庫の活用も検討しましたが、既存スペースの有効活用と、限られた人員でのピッキング作業の効率化が必要と考えました。

オートストアを導入するにあたって、補助金などの制度も検討しました。ただ制度による導入が前提ではなく、「（補助金が）なくても運用できるのか」と考慮した結果が、今回の導入に至る大きな判断材料となっています。

以前の平棚保管では約900坪のスペースに商品が保管されていましたが、現在は250坪の広さに設置したオートストアで保管することができ、保管スペースは1/3以下になっています。また、導入前は約30名ほどのスタッフで行っていた入出庫作業も、10人以下での運用が可能となりました。作業能力は3倍まで向上し、課題であったスペース不足の解消とピッキング作業の効率化を実現しました。