物流システムの納入事例
日本赤十字社 東北ブロック血液センター 様
輸血を必要とする多くの患者さんのために
安全で安定した血液製剤の製造を実現
日本赤十字社様は「血液事業」として、献血で集められた血液を、輸血を必要とする患者さんのために血液製剤※1として医療機関に供給するまでの一連の事業を行っています。
血液製剤のさらなる「安全性の向上」と「安定供給の確保」を目的に、これまでの各都道府県の血液センター単位での運営に加え、全国7ヶ所にブロック血液センターを開設し、新たな広域事業運営体制をスタートさせました。 これにより、血液製剤の需給管理業務、検査・製剤業務等をブロック血液センターに集約しています。
東北ブロック血液センターは、仙台市泉区に宮城県赤十字血液センターと併設する形でオープンしました。このセンターでは、東北6県から集められた年間約39万人の献血血液を取り扱っています。調製し、各種検査を通った安全な血液製剤を、血液型別、種類別に適切な管理のもとで保管し、東北6県の血液センターの在庫の過不足の調整を行い、各センターに配送しています。センター内での血液製剤の保管や搬送は、自動倉庫や無人搬送車(AGV)、コンベヤなどで自動化が図られており、作業効率と正確性を高めています。
また、出庫作業では、多機能作業台「ユアフィット」と薄型高機能コンベヤ「ライトローラー」を効果的にレイアウトし、安全で正確な作業を実現しています。
※1:人の血液又は血液から得られた物を有効成分とする医薬品。輸血用血液製剤と血漿分画製剤とがある。
PROJECT DATA
所在地 | 宮城県仙台市泉区明通2丁目6番1号 |
敷地面積 |
24,963㎡(約 7,551 坪) |
建築面積 | 3,154㎡(約954坪) |
延床面積 | 10,405.6㎡(約3,148坪) |
建屋構造 | 鉄骨造 地上4階 |
取扱品 | 東北6県分、年間約39万人分の献血血液 |
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2024年2月20日に公開されたものです。