物流システムの納入事例
ファナック パートロニクス 株式会社 本社工場 様
工場内物流の工程を集約
「物流革命」の切り札としてAutoStoreを採用
FA-ロボマシン事業を展開するファナックパートロニクス株式会社様。
製造を受け持つユニットごとに4棟の工場を個別体制で生産をしていましたが、近年増加する生産量に対し、生産体制の強化が課題となっていました。生産棟を増やすことも検討しましたが、ものづくりにおいては、手作業とロボットの組み合わせが大前提で、複雑なラインで生産していた4棟の各製品の増産を新棟建設で担うより、効率的な改革が必要と考えました。ユニットを計画通りに生産するには、調達した部品の保管が必要で、同時に毎日の入出庫作業が不可欠です。この工程に着目し、4棟の物流業務を一手に引き受ける建屋を新設することに。その鍵を握る設備として、オートストアを導入しました。従来の各棟で行っていたピッキングは、カートによる完全な手作業で、その作業の半分は付加価値を生まない「歩行」でした。オートストア導入によって、歩行なしのピッキングが実現。また必要なパーツ情報を入力すると、ポートに届くため、人手で発生していた仕掛品などの不要不急のパーツがなくなり、配膳の最適化や製造メーカーとして重要な「トレーサビリティ」の面でもメリットがありました。全体の効率も15%アップが確実に見込まれ、生産性向上の課題もクリアできました。
拡張や性能向上も容易なことから、将来的な生産量にも十分対応できます。
動画コンテンツ
PROJECT DATA
所在地 | 長野県茅野市玉川字原山 11400-260 |
敷地面積 | 約50,000 坪 |
従業員数 | 293 名 |
年間売上 | 39 億円 (2019 年度) |
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2024年1月23日に公開されたものです。