物流システムの納入事例
ヤマトロジスティクス 株式会社 熊本スルーセンター 様
生産ラインへ直結した部品調達物流を支援
効率的なサプライチェーン構築を実現
ヤマトロジスティクス株式会社様は、ヤマトグループで初となる製造業向けの部品調達物流を専門に行う熊本スルーセンターを開設。国内最大手の半導体製造装置メーカーの工場向けにサプライヤー約300社からの部品調達を一括して請け負い、装置1台あたり数万個にもなる部品を24時間体制で生産ラインごとにジャストインタイムで納品しています。
以前はサプライヤーごとに行っていた納品輸送をヤマトの宅急便ネットワークに集約。工場から約10kmの距離にある熊本スルーセンターに部品を集め、独自の調達・納品支援システム「FRAPS」※で即座に工場の生産ライン別に仕分けを行い、生産工程に合わせてタイムリーに供給しています。
これにより、サプライヤーの出荷から生産ラインに投入するまで3~4日掛かっていたリードタイムを2日短縮し、配送状況の「見える化」を行うことで在庫量の大幅削減を実現しました。また、工場敷地内の物流棟で行っていた一時保管、検品、仕分け等の作業が不要となり、それに関わっていた人員とスペースを生産能力拡充など別の目的に有効利用できるようになりました。
※ Free Rack Auto Pick System の略称で、ネットワーク上で最適化しながら、まとめて預かった荷物を複数個所に素早く、確実に届けることを遂行する独自のシステム。オカムラも開発に携わり、技術協力しています。
PROJECT DATA
所在地 | 熊本県上益城郡益城町大字平田2441-2 ヤマト運輸 熊本主管支店施設内 |
取扱品目 | 半導体製造装置用 部品 |
取扱品目数 | 数万点 |
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2023年11月21日に公開されたものです。