voice「座り時々立ち仕事」事例集

この機会に「10年後も新しいと思えるオフィス」を

株式会社メタルワン

Metal One Corporation

それぞれのデスクには、前面とサイドにパネルを付けた。周りの視線が気にならないようにするためと、上下昇降させたときにデスクの高さにバラつきが出るのを目立たなくさせるためだ。机を高くすることで、コンセントのメンテナンスやデスクまわりの掃除が格段にしやすくなったという予想外の効果もあった。

NASAの評価に着目

三菱商事と日商岩井(現 双日)の2つの商社から生まれた鉄鋼総合商社、メタルワン。国内だけでなく世界中を網羅するネットワークを展開し、鉄鋼流通のリーディングカンパニーとして活躍する同社は昨年、本社を移転した。東京駅の目の前という立地や、JPタワーの高層階から東京タワーや皇居のグリーンが眺望できる好環境。さらに「10年後も新しいと思えるオフィスを目指した」と同社の山川氏が語るように、社内のワーク環境も一新した。その中心となるのがSwiftだ。東京本社オフィス在勤の約1,000名がこの上下昇降デスクを使用している。導入のきっかけとなったのは、「NASA(アメリカ航空宇宙局)が昇降式デスクを評価している」との情報を得たことだった。そして、本社移転の際に導入を検討。最終的には社長が現物を見て判断を下した。

1ヵ月を過ぎる頃から少しずつ

「移転したばかりの頃は、上げ下げする人は少なかったんです」と山川氏は言う。理由は恐らく、立って仕事をするメリットを知らない、もしくは自分だけ立つと恥ずかしいからではないかと思われた。しかし、1ヵ月が過ぎる頃から上下させる人が増えてきた。それはオカムラの担当者と一緒に山川氏が全フロアをまわって、立つことのメリットを説明するといった啓蒙活動をしたことに加え、社内イントラにSwiftの効果や使い方などを記した資料をアップし、それを見た社員が使い始めたことも大きい。また、あるニュース番組でSwiftが取り上げられ、その健康効果を知った社員達からまわりにも波及した。今では積極的に立ったり座ったりする人と、座ったままで気分に合わせて5cmぐらい机を上下させるという人が半分ずつぐらい。もはや上下できない机にすると困るという人も多いそうだ。

会議室にもSwiftは使われている。立って打ち合わせをすると活発に意見が出て、会議が早く終わることも多い。立つというアクティブな姿勢により、気持ちもアクティブになり、発想も広がっている結果かもしれない。

腰痛が治った、との声も

導入から数ヶ月を経た現在、「腰痛が治った」と喜ぶ社員もいる。肩こりや足のむくみが軽減したという人も。自分の体格に合ったポジションにできるので、姿勢が良くなったという声も多く聞かれる。さらに、コミュニケーション活性化は想定していたが、実際に使い始めてみると、立っているほうが予想以上に話しかけやすいこともわかった。
また、自分自身は立って、手を下ろしたくらいの高さに机を合わせると、資料を俯瞰するときや捺印するときに便利だと言う。仕事に合わせて、気分に合わせて、机の高さを変える。ビジネスに多角的な視点が求められる商社において、物理的に新しい視点をもたらすSwiftは、これからもその一助となってゆくのかもしれない。

今回お話を伺った山川氏。ご自身は一日の勤務時間のうち、10分間立つことを3回以上繰り返す。社員の中にはずっと立っている人もいるが、全体では夕方からの残業時間帯など、疲れてきた頃に立つ人が多いらしい。

+Standing導入後の評価

プロジェクトデータ

株式会社メタルワン

  • 所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
  • オフィス対象面積:約8,000㎡
  • オフィス対象人員:約1,000名
  • インテリア竣工:2015年3月
  • 設計:株式会社エフエム・ソリューション