トップ > 企業情報 > CSRへの取り組み > クオリティの追求 > 製品開発におけるクオリティの追求
クオリティの追求

製品開発におけるクオリティの追求

製品開発に関する基本的な考え方

オカムラグループは、誰もが豊かさを実感でき、次世代へよりよい環境を引き継げるよう、ものづくりにこだわり、上質なデザインの実現をめざしています。
創業以来「人間の環境づくり」をテーマに培ってきたハードとソフトに関するノウハウをベースに、さまざまなシーンにおいて魅力ある環境を創造していきます。その実現のためには、「クオリティデザイン」「エコデザイン」「ユニバーサルデザイン」の3つの視点が重要であるという考えに基づき、製品開発を進めています。

オカムラグループのデザインポリシー図

TOPICS

書籍「オフィスはもっと楽しくなるはたらき方と空間の多様性」オカムラ オフィス研究所のスタッフが執筆(2015年8月31日出版)

写真

写真マーケティング本部
オフィス研究所花田 愛

写真マーケティング本部
オフィス研究所森田 舞

この本では、ワークスタイルの変化に合わせた新しい環境と、はたらき方の多様性に焦点を当て、これまでの研究成果から48の項目をピックアップして、イラストを中心にわかりやすく解説しています。「ダイバーシティ」「コミュニケーション」「クリエイティビティ」「ホスピタリティ」「ラーニング」の5つのキーワードにより構成されており、さまざまなシチュエーションで、はたらく場づくりにご活用いただける一冊になっています。
これまで「与えられるもの」と思ってきたはたらく場を、自分たちで「つくっていくもの」に変化させることができれば、はたらく場はもっと楽しくなるのではないでしょうか。

クオリティデザインの追求

オカムラグループは製品の本質を追求し、お客様にとって真に価値ある製品を提供することをめざしています。製品のあるべき姿を求めて、ものづくりをきわめ、魅力ある新たな価値を創造します。
具体的には、安全性の確保はもとより、人間工学*1に基づいた設計をはじめ、快適性の向上、創造性を高める環境の実現などに取り組み、常にお客様のニーズに的確に応えられるような製品開発を行っています。

  • *1 人間工学:人の特性を重視し、機械や道具の使いやすさや効率を研究する学問。エルゴノミクス

VOICE

「CMF」による新たな家具・空間づくり

「CMF」は、サーフェス(表面)デザインの3つの要素であるColor(色)、Material(素材)、Finish(加工)の頭文字をとった言葉です。はたらく人、学ぶ人の個性が尊重されるなかで、空間のあり方は多様化しています。例えば、はたらく場はムダをなくすことに注力した“効率重視型”や、居心地が良く創造性を促す“人中心型”などさまざまです。このような時代、それぞれの場に適した感性を考慮した「CMF」デザインによるアプローチが求められています。
私たちが製品の開発に関わった、クリエイティブファニチュア「Alt Piazza(アルトピアッツァ)」シリーズは、共有スペースをリラックスして働くワークプレイスに変え、自席以外の“人が集まるはたらく場”として提案する製品です。ナチュラルな木質感と落ち着いた風合いのクロスで、親しみやすく、居心地の良い雰囲気を演出。天板は手触りや厚みにこだわり、感覚に直接訴えてくるような素材感を追求しました。深いシボやマットな質感など、味わい深いテクスチャーの表情が、自然のぬくもりを感じさせます。
今後も「CMF」の視点を重視し、新たな家具・空間づくりに取り組んでいきます。

写真マーケティング本部 CMF推進室 細谷 らら(左) 中西 真己(右) 写真クリエイティブファニチュア
「Alt Piazza」シリーズ

エコデザインの追求

オカムラグループは、原材料の選択から使用後の処理まで、製品のライフサイクル全体において環境負荷がより少ない製品を開発し、お客様に提供することで、持続可能な社会づくりに貢献します。そのために、製品の企画・デザイン・設計の各段階で環境アセスメント*2を実施するとともに、独自の環境基準による認定を行っています。

  • *2 ‌環境アセスメント:より環境負荷の小さい製品を開発するために、製品の開発、設計段階で、その製品の環境に与える影響を評価すること

オカムラの環境基準「グリーンウェーブ」・「グリーンウェーブ+(プラス)」

製品に関するオカムラ独自の環境基準として、1997年から「グリーンウェーブ」の運用を開始しました。環境に配慮した製品を7つの基準(省資源化、再生材料の利用、再資源化、再使用化、長寿命化、安全性と環境保全、省エネルギー化)に基づき選定し、推奨製品としてグリーンウェーブマークを表示しています。
2010年には、社会情勢の変化や製品の環境対応をめぐる国際動向などを踏まえ、環境配慮のレベルをより高めた基準として「グリーンウェーブ+(プラス)」を策定しました。さらに、2014年3月には、環境配慮のレベルを高めるために基準の見直しを行い、「グリーンウェーブ」・「グリーンウェーブ+(プラス)」を改定しました。

ロゴ画像グリーンウェーブマーク

ロゴ画像グリーンウェーブ+(プラス)マーク

「グリーンウェーブ」・「グリーンウェーブ+」判定基準

項目 グリーンウェーブ判定基準 グリーンウェーブ+判定基準
必須 安全性
  • JIS、JASにホルムアルデヒド放散量基準の存在する材料に関しては、すべてがF☆☆☆レベル以上の認定を受けた材料、もしくはこれと同等の材料を使用している製品
  • 規制すべき有害化学物質の管理基準を遵守している製品
選択 省資源化
原材料などの使用の合理化
  • 持続可能な森林から得られた木材や未利用木材・早期再生可能材を使用した製品
  • 金属を除く主要材料がバイオマスであり、バイオマスの主要部材に早期再生可能材を25%以上使用している、もしくは森林認証製品であること
  • 製品の見直しにより、従来の同等品の機能を維持しながら軽量化を図った製品
  • 同等製品の使用材料もしくは製品全体の温室効果ガス排出量を6%(材料)もしくは5%(製品)以上削減した製品
再生材料の利用
原材料などの使用の合理化
  • 再生プラスチックがプラスチック総質量の10%以上使用されている製品(金属を除く主要材料がプラスチックで構成された製品の場合)
  • ポストコンシューマー再生材料*3が製品質量の20%以上使用されている製品
  • 再生紙が紙の総質量の50%以上使用されている製品(金属を除く主要材料が紙で構成された製品の場合)
  • 環境負荷低減効果が確認された植物を原料とするプラスチックが、プラスチック重量の25%以上使用されていること
  • 再生木材を使用している製品(金属を除く主要材料が木材等で構成された製品の場合)
再資源化
構造の工夫
分別のための工夫
  • 製品質量の70%以上が単一素材に分離でき、かつ製品に使用されている樹脂、非鉄金属の部品数の90%以上に材質表示がされている製品(表示対象部品:質量30g以上)
  • 製品質量の95%以上が一般的な工具で単一素材に分離でき、かつ製品に使用されている樹脂、非鉄金属の部品数の90%以上に材質表示がされ分解手順書を作成し開示する製品(表示対象部品:質量30g以上)
再使用化
再使用化の配慮
  • 製品や部品のリユースを目的として開発し、リユースできる構造を有している製品
  • 使用済の製品または製品の一部を回収し、新たに製品化されること
長寿命化
長期間使用の促進
  • 一般的な工具で簡単に補修部品交換が可能な構造で、消耗品がサービスパーツ化されている製品
  • オフィス製品において、海外のグローバルな強度基準(BIFMA*4、GS*5)に適合している製品
  • メンテナンス性が高い構造である製品(例:カバーリング、クリーニング、ソフトの更新など)
  • 製品、部品の一部を交換・追加してアップグレードが可能な製品
安全性と環境保全
安全性の配慮
  • JIS、JASにホルムアルデヒド放散量基準の存在する材料に関しては、すべてがF☆☆☆☆レベルの認定を受けた材料、もしくはこれと同等の材料を使用している製品
  • 左記のグリーンウェーブ基準に加え、製品からのホルムアルデヒドの放散速度が5μg/m2h以下相当の製品
  • 従来よりも環境負荷の少ない材料を使用した製品
  • 特定有害6物質の使用禁止を遵守した製品(RoHS指令*6に準拠していること)、もしくはREACH規制*7の規制物質が含有していないか、利用方法が合致していると確認された製品
省エネルギー化
  • 従来の同等品と比較し、10%以上消費エネルギーを削減している製品
  • 製品の使用において温室効果ガス排出量(CO2換算)の削減量が、現行同等製品に比べて、30%削減できる製品

以下の2つの条件を満たした場合に「グリーンウェーブ」「グリーンウェーブ+」製品として判定する。

  • 上記「必須項目」に記載した基準をすべて満たすこと。
  • 上記「選択項目」に記載した基準の内、どれかひとつを満たすこと。
  • *3 ポストコンシューマー再生材料:一度市場に出荷され、使用済みのものを回収し、再生した材料
  • *4 BIFMA(The Business and Institutional Furniture Manufacturers Association):北米のオフィス家具の業界団体
  • *5 GS(Geprufte Sicherheit):ドイツの安全性認証
  • *6 RoHS指令:2006年に欧州で施行された、電子電気機器に含まれる特定有害6物質(カドミウム、鉛、水銀、六価クロム、PBB、PBDE)の使用規制
  • *7 REACH規制:2007年に欧州で施行された化学物質に関する規制

バイオマス資源の製品への利用

オカムラでは、植物由来の原料を使用した、より環境負荷が少ない製品の開発に取り組んでいます。2015年は、工業用トウモロコシを原料としたバイオマス塗料を、収納システム「Rectline(レクトライン)」の粉体塗装に採用しました。また、カシューナッツの殻を原料としたバイオマス化粧板を、デスクシステム「ADVANCE(アドヴァンス)」のデスク天板の表面化粧材として採用しました。これらの塗料と化粧板はいずれも一般社団法人日本有機資源協会よりバイオマスマークの認定を取得しています。

写真バイオマス塗装を導入した収納システム「Rectline(レクトライン)」 ロゴ画像一般社団法人日本有機資源協会より取得したバイオマスマーク認定
(認定No.140012, 140013)

ユニバーサルデザインの追求

オカムラグループは、誰もが豊かさを実感できるデザインを追求し、製品と空間を使用すると考えられる多様な人を想定して開発を行っています。製品の基本性能を高めるとともに、オプションの追加やカスタマイズにより、安全性や快適性、適応性、わかりやすさ、情報へのアクセスなど、すべてのユーザーにとって使いやすい製品と空間を提供することをめざしています。

オカムラグループのユニバーサルデザインの考え方図

ユニバーサルデザインの普及に向けた取り組み

オカムラは、一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)に設立時より参画し、国際会議への協賛や協議会活動への支援を行っています。同協議会は、ユニバーサルデザインのさらなる普及と実現を通じた、社会の健全な発展と豊かな暮らしづくりをめざして活動しています。

ロゴ画像一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)

社会からの評価

オカムラグループは、ものづくりにこだわり、お客様に満足いただける製品を社会に送り出してきました。機能性や安全性、耐久性、信頼性などと同時に外観の美しさを重視し、製品のあるべき姿を追求する、という開発に対する姿勢は国内外で高く評価され、これまでに数々の表彰や認定を受けています。

iFデザイン賞

「iFデザイン賞」は、iF International Forum Design GmbHが主催し、毎年全世界の工業製品の中から優れた工業デザインに与えられる、世界的に最も権威ある賞の一つです。審査にあたってはデザイン性、革新性、機能性、環境への対応、人間工学、安全性、耐久性などの基準が適用され、総合的な評価が行われます。「iF product design award 2016」に、オカムラのオフィスシーティング「mode(モード)」とミーティングチェア「Lutz(ルッツ)」が選ばれました。

ロゴ画像iFデザイン賞

商品画像

デザインと機能を両立した、軽快かつ上質な印象のオフィスシーティング。オーダーメイドスーツのように上質に仕立てられ、オフィス空間だけでなく、こだわりのインテリアで構成された空間にも調和する

商品画像

ミーティングエリアやカフェテリアエリアで使用できる4本脚のミーティングチェア。背と座をしっかりとサポートする独特なデザインのプラスチックシェルにより快適な座り心地を提供。流れるような面のつながりが美しいデザインは空間のイメージを高める

JIDAデザインミュージアムセレクション

「JIDAデザインミュージアムセレクション」は、公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)がミュージアムコレクションの充実を目的に、デザイン性や注目度の高い製品を選び、発表・展示・記録を行っているものです。「JIDAデザインミュージアムセレクション vol.17」に、オカムラの上下昇降デスク「Swift(スイフト)」とミーティングチェア「Runa(ルナ)」が選定されました。今後の展示会や研修などデザインの啓発活動に活用いただくために、これら2製品をデザインミュージアム収蔵品として寄贈しました。

ロゴ画像

さまざまなワークスタイルに合わせて、ボタンひとつで上下する昇降デスク。コントロールパネルの操作で、身長や座り方、作業姿勢、疲労度など、ユーザーや業務の特性などに応じて、天板の高さを650mmから1,250mmまでスピーディに変えられる

商品画像

オフィスから学校、研究室まで、多様な場面やスタイルに応えることができるミーティングチェア。4本脚・5本脚・ハイチェアを含む24タイプ、6シェルカラー、11種の張地、2色のフレームカラーにより、合計1,344のバリエーションのなかからシーンに合った1脚を選べる

商品画像

IAUDアウォード

一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主催する「IAUDアウォード」は、民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力等の違いによって生活に不便さを感じることなく、“一人でも多くの人が快適で暮らしやすい”UD社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行っている団体・個人を表彰するものです。「IAUDアウォード2015」において、オカムラの上下昇降デスク「Swift(スイフト)」が銀賞、患者チェア「LT92」、ヘルスケアロビーチェア「supporto(スポルト)」がIAUDアウォードを受賞し、オカムラは3年連続での受賞となりました。

ロゴ画像

患者が安心して座れ、医師が効率的に診察を行えるチェア。高齢者でも安心して立ち座りができるように座面は回転せず固定しており、医師の診察内容に応じて固定を解除することもできる

商品画像

握りやすい形状のアームと、立ち上がりやすく座りやすいアームの位置、シートにこだわった、あらゆる年代の患者が安心して使えるロビーチェア

商品画像

The German Design Award 2016

「The German Design Award」は2012年に設立された国際的なデザイン賞で、ドイツデザイン協議会によって運営されています。「The German Design Award 2016」において、オカムラの点滴スタンド「divo(ディーボ)」シリーズが「Winner」を、オフィスシーティング「Choral(コーラル)」が「Special Mention」をそれぞれ受賞しました。この賞の応募にあたってはドイツデザイン協議会の推薦を受けることが必要で、今回は3,400件の作品が推薦され、その中でオカムラの両製品は優れたデザインを認められての受賞となりました。

ロゴ画像

商品画像

看護師・患者の両者にとって使いやすいかたちを実現した点滴スタンド。高い機能性とデザイン性を備えシリーズ展開している

商品画像

シンプルなデザインと、操作レバーを座面の裏に集約させることで高い機能性を備えたオフィスシーティング。座るすべての人に上質な座り心地を提供する

レッドドットデザイン賞

ドイツのDesign Zentrum Nordrhein Westfalenが主催する、世界でも最大級かつ最も権威あるデザイン賞の一つで、1955年から毎年継続して実施されています。「プロダクトデザイン部門」「デザインコンセプト部門」「コミュニケーションデザイン部門」の3つがあり、今回、革新性、機能性、品質、人間工学など、さまざまな基準から審査される「プロダクトデザイン部門」にて、上下昇降デスク「Swift(スイフト)」、ミーティングチェア「pirouetto(ピルエット)」シリーズが受賞しました。

ロゴ画像

商品画像

立位と座位の中間姿勢の体を支え、立ち作業をサポートするスツールをメインとした、さまざまな空間にフィットするミーティングチェアシリーズ

グッドデザイン賞

「グッドデザイン賞」は、公益財団法人日本デザイン振興会が運営する日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として約60年の歴史があり、今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。
オカムラは1962年に初受賞してから継続して受賞しており、2015年度の12点を合わせて累計517点の製品・施設が受賞、業界ナンバーワンのグッドデザイン受賞数となっています。

ロゴ画像

機械遺産

「機械遺産」は、歴史に残る機械技術遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、一般社団法人日本機械学会が日本国内の機械技術に関わる歴史的遺産を認定するものです。オカムラが1955年に開発した日本初のトルクコンバータ式オートマチック・トランスミッション車である「ミカサ」に搭載した純国産のオートマチック・トランスミッションが、2015年7月に「機械遺産」に認定されました。「ミカサ」は現在も展示保管されており、オートマチック・トランスミッションは保存状態などが評価され、「Collection:保存・収集された機械」分類での認定となりました。

写真ミカサ 写真オートマチック・トランスミッション

TOPICS

カンファレンステーブル「traverse(トラバース)」が「Best of NeoCon 2015 Conference Room Furniture Gold Award」を受賞

2015年6月に開催された「NeoCon 2015」において、オカムラのカンファレンステーブル「traverse(トラバース)」が、Conference Room Furniture 部門にて、国際的に権威ある「Best of NeoCon 2015 Gold Award」を受賞しました。「Best of NeoCon」は、毎年6月に米国・シカゴで開催される北米最大の商業インテリアの展示会「NeoCon」に出展された製品から、優れた製品に与えられる賞です。
「traverse」は、シンプルでデザイン性が高く、かつ機能的なカンファレンステーブルです。薄く強固で美しい天板と、補強と大容量の配線機能を兼ねたシンプルなビームを採用することで、大型でも圧迫感のないデザインを実現しました。

ロゴ画像